棚田の巫女写真 by hirono

10月9日、火曜日。

ちょっと前の話になりますが、まだ残暑が厳しい8月29日に大山千枚田で写真撮影をしました。
フォトグラファーはお馴染みのhironoちゃん。hironoちゃんとは今年から「女神写真」と題して安房の美しいスポットでの撮影・コラボレーションをしています。でも今回はどちらかというと「巫女写真」かな?

(以下の写真は全てhironoちゃん撮影)

大山千枚田は私が住む鴨川市・大山地区にある人気の観光スポット。
この「東京から一番近い棚田」を見るために、連日多くの人々が大型バスや自家用車で訪れています。
どの季節も美しい表情を見せてくれる大山千枚田ですが、黄金の稲穂が実る稲刈りの時期はまた格別です。

この地域の棚田は一説には江戸時代から存在していたようですが、きっと何世代もかけて徐々に山の斜面を棚田に変えていったのでしょう。
数百年もの間引き継がれてきた先人たちの偉大な遺産も近年では過疎化や高齢化で米作りをする人口が減り、この大山千枚田も一時は存続の危機を迎えました。そこで13年前に関東で初めての棚田オーナー制度が導入され、それが成功したおかげで今もなお、375枚の田んぼからなる棚田が存在しています。


通常、観光客は棚田の中へは立入禁止ですが、この日は特別に撮影許可をいただきました。事務局長のAさんに改めて感謝です。
撮影前に事務局にご挨拶に行くと、スタッフの方に「マムシが出るからくれぐれも気をつけて下さいね。」と言われました。
隣の集落では棚田オーナー制度でお世話になっている長老がマムシに噛まれて入院をしたばかりでした。
「命がけの撮影だね(汗…)と言いながら hironoちゃんと棚田の中へと入って行きました。

マムシを踏まないように木の棒で前の草を突っついてゆっくり進んでは撮影^^;。
遠目に見たら一体なにをやっているんだろうと不思議な光景だったと思います。
しかし、美しいものを創造するためには多少の苦難も乗り越える必要がありますね。

大山千枚田は知る人ぞ知る、パワースポットでもあります。ここを訪れるととても浄化された気分になります。
表情もポーズも自然にこんな感じに ↓

8月の雨乞いのお祭りの前後は雨が降ったものの、それ以来3週間近く日照り続き。棚田の土はカラカラに乾いてひび割れていました。この地域の棚田は雨水のみで耕作を行っている「天水田」。天水田は全国でもとても珍しいのだとか。そんなことを思いながら天を仰ぎ見るのでした。

大山千枚田の風景の中で一際目を引くのがこの木。 棚田の真ん中に一本だけ生えているのがとても絵になるのです。この「気になる木」の近くにいるのを撮ってもらいたくてhironoちゃんにはずいぶん歩かせてしまいました^^;。

夕暮れ時の棚田を撮りたいね、と言っていたのですが、この日は曇りだったので前半は夕日特有の優しい色が出ませんでした。でも最後にようやくそれらしい雰囲気が出ました。

改めて大自然と人のコラボレーションである棚田の美しさを再確認する写真の数々となりました。
私も鴨川に移住してい以来毎年米作りをしていますが、田植えから稲刈り、そして再び田植えをするまでの過程を知っていればこそ、ありがたさが増します。

「日本書紀」には、天照大神(あまてらすおおかみ)は天孫降臨に際して、
「わが高天原にある斎庭(ゆにわ)の稲穂をわが子に与えなさい」
と命じられた、と書いてあります。

要するに、「日本人は米を作って食べていれば大丈夫。」ということのようです。

沈む太陽(天照様)に感謝の想いを抱きながら、この日の撮影を終えました。

他にもたくさん素敵な写真がありますが、追々シェアしたいと思います。
hironoちゃん、いつも素晴らしい写真をありがとう!

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hironoちゃんとの「女神写真」コラボレーション:

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大山千枚田について綴ったブログ:

美しいパワースポット、大山千枚田



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