Blog Archives

ベリーダンサーに役立つさまざまな心得やノウハウ

イベント出演の際の確認事項について

Photo by hirono 私は学生時代にバイトでイベントスタッフをやったり、演劇やコンサートを主催したり、東京でベリーダンスを学んだDevadasi Studioではイベントスタッフやスタッフリーダーをしたり…こうして振り返るとイベント事にはとても縁があります。 千葉県の鴨川市に移住してからはベリーダンスイベントを主催する他、数多くの外部イベントに出演しています。その経験により多くの学びや気づきを得ました。鴨川市、および南房総一帯では様々な野外イベント(大抵は日中に開催)に出演を依頼される機会があります。でもイベントを主催することは簡単なことではありません。様々な人たちをまとめ、それぞれの立場を考慮して準備をする必要があります。主催者は必ずしも出演者の立場を理解しているとも限りません。ダンサーがイベントに出演する場合は色々なことを事前に確認しておくことが大切になります。 ダンサーが出演の依頼を受けた時、出演を決める前に確認すること、出演が決まってから確認すること、当日にやることがあります。野外イベントに限らず、屋内のイベントでも有効なポイントもあるので参考にしてください。 ******************************************************************************************* Step 1: 出演依頼が来ました。出演を決める前に次の点を確認しましょう♪ 何事もそうですが、イベントの主催も場数を重ねてうまくなっていくものです。この地域でのこれまでの経験上、多くの場合はまだ主催経験が初めてだったり少ない場合があります。そのため、まずは「○月○日に○○というイベントを開催するのですが、ぜひ出演して頂きたいと思います。いかがでしょうか?」というような連絡が入ります(主催経験が豊富な方はもうちょっと詳しい情報を伝えてきます)。ダンサーはひとつの演目を準備をするのに、多くの時間や労力を費やし、リハーサル代や衣装代などの出費もあります。当日ベストコンディションでステージに立ち、良いパフォーマンスができるようにするためにも日程が空いていればすぐにOKするのではなく、「お誘いありがとうございます。日程的には問題ないのですが、出演を決める前に確認しておきたいことがあります。」と伝えます。そして「出演のお返事はいつまでにすれば良いですか?」と尋ねた上でこちら側から以下の質問をするようにしましょう。 イベントの主旨 どのような主旨のイベントで、客層は大体どんな感じなのかを知っておくと演目を決める上で有効です。この地域の野外イベントはほとんどの場合、日中に開催されますが、日中の野外イベントの場合は明るくてテンポの早めの曲が合います。また、ソロダンスよりもグループダンスの方がインパクトがあって良いです。音楽的にも視覚的にも、より迫力があり、分かりやすい方が喜ばれる傾向があります。この地域での野外イベントはステージがグループダンス向けに大きめに作られていることが多いです。また、大抵は食べ物やグッズなどの出店も同時にあり、観客の意識は必ずしもステージのパフォーマンスに向いていません。そんな中、夜向けのしっとりとした曲でソロで踊ってもBGM程度の感覚で流されてしまいがちです。また、ベリーダンスに限っていえば野外でのベールダンスはベールが風の影響で思いがけない動きをするので上級者向けです。また、夏の暑い時期のベールは身体にピッタリと張り付いて身動きとれないので、お勧めできません。 雨天決行・中止、あるいは順延の確認 イベントによっては雨天の場合は中止になる場合があります。ダンサーは本番に向けて練習やリハーサル、衣装などに時間やお金を費やすため、中止になっても問題のない演目を組むようにします。ごく稀に荒天の場合は順延になるイベントもあります。その場合はいつ、どのような形で連絡が入るのかを事前に知っておくと安心です。特にグループダンスでは、本番の日がずれると出演できないメンバーがいる場合もあるので気をつけましょう。過去の経験で、「雨天の場合は屋内で開催します」と伝えられたため、3ヶ月ほどの歳月をかけてリハーサルを重ねたものの、本番の数日前になって、「出店ブースが多くなったためにステージが屋内に設けられないので、ステージは雨天中止になります。」と伝えられました。交渉をして何とか屋内にステージを設けることになりましたが、ダンサーはこういった場合は自分の立場を守るために主張をする必要があると思います。 演目の長さ 大抵のイベントでは演目の長さを指定されます。他の出演者がいる場合は15分~30分の間のものが多く、出演者が他にいない場合はそれ以上の時間になることもあります。指定された時間内で演目を作り上げることになりますが、15分程度であれば数名、30分ものであれば5名~10名程度の出演者数となります。これまでの経験上、平日の昼間などのイベントの場合は指定された時間枠を埋めるほどの出演者がいないために短めの演目にすることもありましたが、主催者には事前に演目が指定された時間より短かくなる可能性を伝えておくと良いでしょう。 踊る時間帯 イベントによって出演時間を指定されている場合と、逆にこちらで選べる場合があります。いずれにしても時間帯によっては楽しいはずの経験が苦い経験になり得るので気に留めておく必要があります。特に野外イベントは時季(夏や冬)によっては日差しの強さや気温などで体力を消耗し、踊りに影響します。夏はできる限り暑い時間帯は避けた方が無難です。ベリーダンスは夜の雰囲気の方が断然合うので、選ぶ余地があるならできるだけ遅めの時間帯が良いです。べりーダンスの衣装は基本的には冬仕様ではなく、露出も多いので寒い時期は逆にできるだけ気温が高い時間帯にしましょう。 リハーサル 本番前にステージ上でリハーサルができると本番で気持ちの余裕ができて良い踊りができます。特にグループダンスの場合は場当たり(ステージの出はけの場所やステージ上の立ち位置の把握)は必須です。野外イベントの場合はイベント用に特設ステージを作られることが多いですが、事前にリハーサル可能な時間を聞いておくと良いでしょう。できる限り本番当日より以前にステージ上でリハーサルできると良いので、まずは当日以前に可能かどうか確認します。当日のみ可能な場合は、何時から何時までステージが使えるかを確認します。夏や冬の場合、時間帯によっては極度に体力を消耗するのでできるだけリハーサルで無理をしないように。 ステージ、控え室などについて 特に初めて参加するイベントの場合は出演を決める前にステージの素材や控え室の有無などは大事なポイントになってきます。詳しくは次のStep 2に書いていますが、「裸足で踊れる環境かどうか」、「着替える環境がステージ付近にあるか」程度の確認はこの時点でしておいた方が無難です。 音響設備の有無 ごく稀に、自分で音響機材やスピーカーを持ち込む必要がある場合もあります。念のため「音響設備はありますか?」と聞いておくと無難です。また音響設備はあるけれどもごくたまに、音響スタッフは出演者が個別に依頼するケースもあるので、そちらも確認しておきましょう。 ギャラ 大抵の場合は講師レベルのダンサーでないとギャラは発生しませんが、一応ギャラに関しても記します。野外イベントでは「予算的にギャラは出せませんが、ぜひお願いします」と言われることが多く、時折「こちらでは支払えないので投げ銭式にしましょう」という場合もあります。また、チャリティーイベントのように、初めから売上金は寄付金となる場合もあります。誰が何のために開催し、収益がある場合はどのように分配されるのか次第で、ダンサーにギャラが発生するかしないかが決まります。例外はあるものの多くのイベント(南房総界隈で私が経験したものに限って)では芸術観賞に関しては「無料であるのが当然」のような感覚があります。もしも「このイベントでノーギャラなんて納得がいかない!」という場合はギャラを出演条件にすることもできますが、その際は他の出演者がギャラをもらっているのかなども見極めた上での方が無難です。例えば他のダンスグループも報酬無料で出演している中で、自分たちだけギャラをもらおうと思っても無理があります。そのため、投げ銭式にしてもらうことを頼む方が良いかもしれませんが、その場合も他の出演者とのバランスを考慮します。もしOKが出た場合は主催側の方でも、イベントの告知文や当日のアナウンスなどで事前にお客さんに「投げ銭式ライブ」と伝えるようお願いすると良いです。過去の経験では、特に地元住民向けのイベントの場合は「投げ銭式」自体が観客にとって馴染みがない場合があり、こちらがカゴをもって投げ銭回収をしに行っても、「何これ?」と怪訝な顔をされるケースがありました。そんな事態を避けるためにも事前に主催者の協力をお願いしておくと良いでしょう。 主催者とのやりとり 上記のようなことを主催者とやりとりする中で、もしもうまくかみ合わない場合、返事などから誠意が感じられない場合は無理に出演依頼を受けることもありません。丁寧に「お誘い頂いて大変感謝していますが、この出演条件ですとちょっと難しいので今回は遠慮させていただきます。」と伝えて断りましょう。ダンサーは自分を守る必要があります。 ******************************************************************************************* Step 2: 出演することが決まりました!次のことをやりましょう♪ 会場の下見 初めて踊るイベントの場合、事前に会場の下見をしておくと安心です。主催者立ち合いの元でできると一番安心ですが、そうでない場合でも事前にステージの環境を見ておくことは本番当日のイメージを膨らませるのに役立ちます。会場では以下のことを確認しましょう。また何らかの事情で下見ができない場合は電話やメールなどで確認しましょう。 ステージ環境 ステージの大きさや形を把握してステージ内に収まるような振り付けや人数編成にします。ステージに出入りするための段差の有無や位置→階段がある場合やステージへの入り口と実際踊る場所が遠い場合は、踊る場所に行くまでに要する時間を考慮してステージへの出はけのタイミングを決める必要があります。 床の素材

Posted in ダンサーの心得

イベント時の音源について

イベントに出演する際の音源の準備の仕方と備え これまでに数多くのイベントに出演したり、スタッフをしていますが、意外と音響のトラブルは起きるものです。本番で自分が持って来たCDがかからず踊ることを断念したり、自宅に元の音源CDを取りに帰ったりするケースもありました。 イベントで踊る際は衣装やメイクなど、準備することがたくさんありますが、音楽がかからなければそもそも踊ることもできないので音源の準備を怠らないようにしましょう。音源の準備の際に心掛けたいことを以下にリストアップしたので参考にしてください。 1)音源は正規のCDかmp3音源を購入する 理由: ☆ミュージシャンの活動をサポートするために、彼らの利益になる方法で音楽を購入する ☆正規の音源でないと音質が劣り、機材によっては音が割れたり音量が出ない 2)本番用には自分が踊る曲を1枚のCD-Rにまとめて焼いたものを用意する 理由: ☆ 音響さんの作業負担を減らすため ☆ 何らかの手違いで踊る予定ではない曲が流れてしまうことを避けるため * CD-Rには必ず油性マーカーで自分の名前と曲の長さ(分数:秒数)を記入する。例:Elli 04:30 * 鴨川市及び周辺地域のイベントの場合は音響機材の都合上、ひとつダンスグループの演目全体を1枚のCD-Rにまとめて焼きます。 3)本番前にCD-Rが流れるかテストしてもらう 会場に到着したら音響さんにCD-Rを渡し、本番前に流してもらいましょう。 理由: ☆きちんと音が出るかを確認するため ☆音量のレベルを調整するため 4)トラブル時の備えとして、元の音源CDかmp3プレイヤーを持参する 理由: ☆音響機材との相性の問題で、稀にこちらで焼いたCD-Rが流れないことがある そんな時のために、元の音源CDを持っていくと良いでしょう。 またはipodなどのmp3プレイヤーを持っていくと良いでしょう。 CD、mp3プレイヤー共に、名前、何曲目、タイトル、時間、を書いて同時に渡すことをお勧めします。例:Elli、3曲目、Truth、03:45   音楽が流れなければ、せっかく練習してきた踊りも披露することはできません。 機材から流す以上はトラブルの可能性もあるので、ダンサーは万全を期して音源の準備することを心掛けましょう☆

Posted in ダンサーの心得

ベリーダンスと写真撮影について

この1年の間、様々なイベントに出演したり、主催もしましたが「ベリーダンスの写真撮影」、強いては「ライブパフォーマンス全般の写真撮影」について考えさせられる機会が多かったのでブログに書くことにしました。 Photo by hirono 私は自分が主催するベリーダンスイベントでは写真撮影(および動画撮影)をスタッフのカメラマンに依頼して、他の一切の撮影をお断りしています。基本的にライブパフォーマンスは撮影禁止が常識ではありますが、それを知らない方も割と多いので、なぜ撮影が禁止なのかを説明したいと思います。 1)レンズ越しでは本当の意味でライブパフォーマンスを楽しめない ベリーダンスに限らず、すべてのライブパフォーマンスは目で楽しむ要素が多分にあります。直接目で見ているのと、レンズ越しで見るのとでは大きな違いがあります。レンズ越しで見る行為には「良い瞬間を収めよう」という意識がはたらくからです。なのでシャッターチャンスを狙っている間は踊りを100%楽しむことはできません。カメラ越しにこちらを見ている観客を見て、ダンサーは「写真に収めて記念にするのではなく、この瞬間を楽しんで心に残してほしいのに…」と残念な気持ちになります。観客にはぜひライブならではの生きた瞬間を楽しんでいただきたいと思います。 Photo by hirono 2)良いパフォーマンスの妨げとなる ライブは生物なので集中力が大事です。そして瞬間瞬間の表現が意味をもちます。そんな中、一人や二人ならともかく、たくさんの人がこちらにカメラを向ければ嫌でも意識せざるを得ません。そして場合によっては踊りに影響します。観客が踊りを写真に収めたい気持ちはよく分かりますが、ダンサーの表現の妨げになり得ることを考慮して頂きたいと思います。「 スナップ写真なら1枚ぐらい良いじゃない」と思うかもしれませんが、1人にOKしてしまうと全ての人に許可をしないと不公平になってしまいます。また、1人がやっていれば、周りの人も「なんだ、撮影して良いんだ。私も撮っておこう」ということになり、いつの間にかたくさんの人が撮影しているという状況になり兼ねないので、全面禁止にしています。 Photo by Akihiko Kitamura 3)他の観客の迷惑になる 写真を撮る行為が、純粋にライブを楽しみたいと思っている他のお客さんの迷惑になる場合があります。特に混み合った会場では、隣の人のちょっとした動きが視線に入り、踊りから意識が反れてしまうこともあります。どんなに控えめに撮ろうと思っても手を挙げてカメラや携帯を持ち上げるだけで、周りの人に影響することになりかねません。また、少しでも良い写真を撮ろうと思うとついつい体が動いてしまうものです。本人は悪気がなくても他の観客の目線や集中の邪魔になっていることもよくあります。動きだけでなく「音」も周りに影響を与えることなります。シャッター音もそうですが、携帯で撮る場合はメールや電話の受信音が鳴ってしまうことも考えられます。さらに思いがけずフラッシュが光ってしまったということもよくあります。そうなると当然、他の観客だけでなくパフォーマンス全体に影響を与えます。そのため、撮影禁止と共に携帯の電源自体をオフにして頂いています。 Photo by Akihiko Kitamura 4)肖像権の侵害になる  日本には肖像権というものが存在し、他人から無断で写真を撮られたり無断で公表されたり利用されないように主張することができます。 <スナップ写真について> 今の時代誰もが携帯を持っていて、写真を撮ってfacebookやmixiなどのSNSに即アップすれば瞬時に世間の目に触れることになります。日々当たり前のように誰もがやっていますが、この「肖像権」という人権がないがしろにされることがよくあります。 本人にとっては「こんな面白いライブを見たよ!」と記念に残したい、あるいは友人にシェアしたいという、純粋な動機からの行為かもしれませんが、対象としているのが人間である場合、本人の許可なしで写真を撮ることや公表することは本来していはいけないのです。 人が撮った写真であまり自分の写りがよくないものが公開されて、「え~!これはやめてほしいな!」という経験は多くの人がもっていると思います。撮影した人にとっては「良く撮れた」と思う写真でも写っている本人は「絶対に嫌だ!」という場合も十分あり得るのです。 ベリーダンスの場合、肌の露出が多い衣装を着ているケースが多いので、余計に注意する必要があります。踊っている本人は純粋に芸術として表現していても、写真を撮る人が「いやらしい」感情を抱いていれば、そこの部分が強調された写真が撮られ、公開されてしまう場合もあります。その結果ダンサーの人権が無視されたり、写真を悪用されたりする可能性も十分あり得ます。人には誰に写真を撮られるか、そして自分が写っているどの写真が公開されるかを選ぶ権利があり、本人の許可がなくては撮影、公開はしてはいけないことをご理解していただきたいと思います。 <フォトグラファーによる写真について> “フォトグラファー”の方に関しては、プロでもアマチュアでもそうですが、写真を撮ることが好きな方は常に良い「ネタ」を探しています。美しい衣装を着て、きれいにメイクして魅惑的に踊るベリーダンサーはかなり良い「ネタ」にされることが多いです。そう思っていただけるのは光栄である反面、ご理解していただきたいのは私たちは写真を撮ってもらうために踊っている訳ではないのです。パフォーマンスをしている時はパフォーマンスを楽しんでいただきたいのです。そして自分の記念、あるいは公開用にパフォーマンスの写真を残したい場合は、信頼できるフォトグラファーに事前に撮影を依頼します。なので、「良い写真を撮ってやれば相手も嬉しいだろう」と仮定しない方が無難です。尚且つ、前述したようにベリーダンスは露出が多い衣装で踊る場合が多いので、見知らぬ人、特に男性に写真を撮られることを不快に感じることも多々あります。そのため、フォトグラファーにとっては「良い“作品”を撮る」という行為はあくまでも自分の「エゴ」で、撮影対象となるダンサーにとっては迷惑であったり、心外である可能性があります。また、これはダンサーのエゴかもしれませんが、撮ってもらうなら当然ながら美しく、芸術的な意味でも良い写真を撮ってもらいたいものです。ただ、人によって何が美しく、何が良い写真なのかは価値観の違いがあります。 なので例え本人に許可をとった上での撮影だとしても、公開をする場合は必ず本人の許可をとるのがマナーです。ダンサーはフォトグラファーの作品の「ネタ」ではなく、意思や感情、権利をもった人間です。最低限のリスペクトをもって扱うべき対象であることをご理解していただきたいと思います。 以上のことから、私は自分が主催するイベントではオフィシャルなカメラマン以外の撮影を一切禁止しています。また、外部のイベントに関しては少しずつ、撮影のマナーが浸透していけば良いと願っています。 ライブ空間にいる全ての方が、より質の高い時間を気持ちよく過ごせるよう、ご理解、ご協力いただければ幸いです。 ******************************************************** 後日追記:おかげさまで当ブログ記事は数多くの方に関心をもっていただき、アクセス数は: 11/15  2538件 11/16  2071件 11/17

Posted in ダンサーの心得

シルクベールの扱い方

photo by Hirono ベールダンスはとても幻想的で、時には天使や妖精が舞っているようにすら見えます。 ただ、シルクのベールはデリケートなだけに扱い方に注意する必要があります。 日本人は几帳面なので衣服や布類を丁寧にたたむ習慣がありますが、ベールに限ってはお勧めできません。その理由はベールに四角いたたみ皺(じわ)↓ができてしまうからです。 せっかくのベールダンスも、ベールに刻まれた四角いたたみ皺で幻想は打ち砕かれ、一気に幻滅してしまいます。そして見てはいけないものを見ているような恥ずかしい気持ちにすらなります。 そこで普段レッスンなどに持ち運ぶ時、ベールはたたまずにくしゃくしゃっと適当に袋に入れればOKです。もちろん皺はついてしまいますが、少なくとも「四角い」皺ではないので広げた時にそれほど気になりません。 パフォーマンスでベールを使う際も同じように持ち運び、会場に到着したらすぐにハンガーなどで吊るして皺を伸ばします。 それでも皺が気になる場合は釣り竿を入れるような円筒の形をした入れ物に丸くくるんで入れる方法もあります。そして最後の手段としては携帯用のアイロンとアイロン台を持参することもできますが、準備時間や楽屋の広さ、コンセントの有無などにもよります。 ベールの洗濯について: ベールを使ったいるうちにはどうしても汚れが気になることもあります。ベールは洗濯は可能ですが、色が落ちないように常温程度の水に蛍光剤が入っていない洗剤や天然石鹸を少し入れて優しく手洗いします。さっと洗って何度かすすぎ、物干し竿などに干します。お天気が良い日は数分で乾きます。あまり長く日に当てると色落ちの原因にもなるので乾いたらすぐにとりこみます。しばらく使っていなくて皺があまりにもひどいベールは前日に軽く湿らせて、しっかりと伸ばしてから干すとアイロンをかけたように皺がとれます。 このようにベールを丁寧に扱えば長く使えることができます。どうぞ参考にしてください。

Posted in ダンサーの心得